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       事務局:TEL 03-6212-2930 小林 祐司
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        今週のコンテンツ

■ 今週のまちおこし─『 技ありの販促 』

■ 地域再生行脚100 −No.80−
     〜 地域再生企業の存在 〜 【 伊勢市 】
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ 

■技ありの販促

 こんにちは、小林です。地域活性化を担う観光ホテル
が夏場に向けて販促をしました。7月中旬、2800通
の宿泊予約のダイレクトメール(以下DM)を名簿顧客
に発送したのです。結果はハッキリとわかるものだけで
22通、正確には30通程度の申込みがあり、宿泊人数
として80人の確約をもらうに至りました。平均客単価
は9000円なので、売上では70万円以上。かけたコ
ストは21万円。一回の効果としてはまずまずといえま
す。
 また、しっかり満足度も高めていたので、今後はクチ
コミ促進やリピーターの期待も十分です。

 この販促で使ったDMには実は秘密がありました。手
元に届いた封筒を開きたくなり、かつ中のチラシを読ん
でしまうような仕掛けをいくつか施していたのです。
●一番商品(もっとも人気のある部屋)についてはチラ
 シ内に5割程度の面積をとって貼付する位置も左上に
 して大きく記載
●チラシタイトルは「伝説の温泉がいまここに・・・」
 といった普段と違う書き方をして、文字サイズも巨大
 に。また現場支配人の似顔絵やコメント(これで見る
 側は親近感がグッと増します)も記入
●封筒の住所ラベルのスペース以外は、全て「7大特典」
 という7つの無料特典を裏表に渡って所狭しと記載
●ホテルまでの地図は普段使用していたものがありまし
 たが、手書きで書き直し(地図がわかりにくいのは致
 命的になるため)
とまぁ、こんな感じです。

 ホテルはこれまでも時々DMを出していましたが、効果
測定がイマイチだったこともあり発送してもが効果があっ
たのかどうかがハッキリせず、現場スタッフたちは「本当
にこういう販促は大丈夫だろうか」と少し自信をなくして
たところがありました。今回は幸いにも宿泊台帳に、お客
様が何を見て予約を入れてきたかを記載する欄があって、
そこに「DM」とかろうじて残っていたので、その数を拾
うことで効果を知る事ができました。
 
 DMは、普段よりメチャメチャはじけた内容と見た目の
ものを出し、お客様の度胆を抜いたことで早くて高い反応
を得る事ができました。やるまではドキドキ準備していた
スタッフたちも効果を知ったときには「へ〜、意外と効果
あるんだ」と感じたようです。

 まちおこしでお客様をまちに呼び込みたいとき、例えば
DMでは皆さんはどんな技を駆使していますか。地域名や
観光ホテル名が入っているだけで、あとはマッサラな封筒
をおくっているようだとしたら、是非一度こういった販促
も試してみてください。効果は高いですよ。(小林 祐司)


★費用対効果はきちんと確認しておきたいっすね(-.-)。

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○執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ) 

 船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワー
ドに業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコン
サルティングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走して
いる。モットーは「コンサルタントは、業績上げてナン
ボ!」
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇

■ 地域再生行脚100 −No.80−
     〜 地域再生企業の存在 〜 【 伊勢市 】

こんにちは、今週は杤尾がまちおこし行脚情報をお伝えし
ます。

さて、もう夏休みも終わりに近づきつつありますが、皆様
はどんな夏を過ごしましたか?私は、伊勢まで参りました
が目を引く存在を一つ発見してしまいました。

そう、みなさんご存知!!赤福が作ったおかげ横丁です。
本日はこの赤福横丁から地元企業の存在について少し考え
て見ましょう。

■ 地域の為が自分の為、おかげ横丁とは

お伊勢参りにいったなら、必ずといってもいいほど立ち寄
る場所があります。その名も内宮までの道である「おはら
い横丁」。その一角に位置するのが「おかげ横丁」です。

おかげ横丁のすごさはなんといっても、まちなみにありま
す。前回もお話にあがりましたが、まちなみが良いのは、
店が良い証拠。店が良いのは、人が良い証拠。実際、思っ
ていた以上に商店街を構成するコンテンツは粒ぞろい!!

全体では特に、観光七要素のうち、食、買、休を重視した
つくりになっており、とにかく人を飽きさせません。コン
セプトを江戸後期から明治初期に絞り、名店が軒を連ねる
様はそれだけでワクワクします。

しかも、ほとんどの値段が100円〜300円程度。これ
では買うしかありませんね。

地図に載っている総店舗数は50。これだけのコンテンツ
が2700坪(約8500u)にあるのですから、それは
それはおおにぎわいです。

でもはそれだけの商店街がなぜ、突如、姿を現したのか。
実はそこには、企業の地域への思いがあったのです。

■ 赤福の恩返し

実は、このおかげ横丁、2700坪という小ぶりながらそ
の事業費はなんと140億円!!!
実際、このお金のかけかたにはびっくりしますが、そこに
は切実な理由があります。実はこのおかげ横丁、建築の多
くは伊勢の宮大工が行っているためにコスト高になってい
るのです。

伊勢では20年に一度、伊勢神宮の内宮と外宮の建物が全
て建替えられます。昔は、多くの大工がおり、そのトップ
がこの建替えの宮大工であったわけですが、今は違います。

建築が徐々にオートメーション化し、木材が使われなくな
るなかで、宮大工の需要は確実に減りました。そして現在
では近い将来、宮大工がいなくなるのでは、、、、と危惧
されているほどにその人口は減りました。

そこで、伊勢の恩恵を多分にうけている赤福では、その伊
勢に恩返しをするために、宮大工に発注して、その名もお
かげ横丁をつくったというワケです。

■ 地域への思いが地域を再生する

それでは赤福の行為が全て正しいのか。
そうではありません。ここでおかげ横丁を再生したとして
も宮大工の需要はやはり減っていく傾向にありますし、伊
勢そのものにも改善するべきところはたくさんあります。

しかし、小布施しかり、小樽しかり、そして伊勢しかり、
地元の企業が地域への思いをしっかり持っていれば、もっ
と具体的に言えば、地元企業の経営陣が地域への熱い思い
をもっていれば、自ずと地域は再生する、という現象は確
かなようです。

これは、地域においては地場一番企業の社長が、政治的に
も、経済的にももっとも高い自由度を持つリーダーである
場合が多々あることからももっともだと言えるでしょう。

行政がたつのも良い。市民団体が中心になるのも良い。し
かし、同時に地元の企業の存在をわすれずに巻き込んでい
くことがまちおこしの一つの秘訣かもしれませんね。
 
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○執筆者紹介 杤尾 圭亮(とちお けいすけ)

 船井総研入社後、地域ブランド創造チームの創設する。
これまでに、多くの地域を行脚し、地域活性化の核をさが
し続け、多くの地域の活性化に携わっている。
現在は、特にPFIのアドバイザリー業務によって、地元
の、地元による、地元のための公共事業として、地域完結
型のPFIを提唱し、コンサルティング業務として進めて
いる。
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