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事務局:TEL 03-6212-2930 小林 祐司
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────────────────── 1,976部発行───
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今週のコンテンツ
■ 今週のまちおこし─『 ギリギリまで磨き上げる 』
■ 地域再生行脚100 −No.79−
〜1万円札飛び交う山菜加工品販売所〜【奥飛騨】
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
■ ギリギリまで磨き上げる
こんにちは、小林です。先日ひょんなことから救急車
を呼んで乗りました。119番連絡から到着まで、また
乗車後もですが、そこに数々の驚きがあったのです。
急いで電話をとって「1・1・9」と押しました。「プ
ル・・・」と呼出し音がなるかならないかのうちに「こ
ちら119番!火事ですか?救急ですか?」といきなり
すごい早口での質問。思わず「救急!」と答えました。
119番:「住所を番地まで言ってください!」
私:「えっと、●×区▲町4−33・・・」
119番:「■◎マンションですね!部屋番号は?」
私:「301号室です・・・」
119番:「確認です!▲町4−33■◎マンション3
01号室!」
私:「はっ、そうです!」
119番:「承知しました!救急車、すぐに参ります!
ブツッ・・・」
何ともすばやい電話のやり取りでこの間20秒くらい。
と、こんどは電話が鳴りました。受話器をとると「こち
ら救急車です。患者の容態をお教え下さい。」マンショ
ン名は言わないうちに電話の向こうでピックアップされ
たようでしたし、電話番号も自動的に判明してたようで
す。電話で状況を話しているうちに、どこからともなく
救急車のサイレンの音が聞こえてきて、その1分後には
救急隊が到着。電話を入れてからここまでに4分間程度。
やり取りの内容も含めて「あざやか!」としか言いよう
がありません。
患者を乗せて発車してからも驚きは続きます。狭い車内
は患者の生命維持のための最先端機器が並びます。隊員
の一人が後ろに乗りましたが、必要な備品類や書類はす
べてイスから動かなくても手を伸ばして届く範囲にきれ
いに整理整頓されています。搬送先の病院とのやり取り
を携帯電話で行いながら、手の方は体温測定・血圧測定
などをてきぱきと進めていきます。「一寸の無駄もない」
とはこういったことを言うのでしょう。
「救急車に求められるのは、『どれだけ迅速に、どれだ
け生命を維持した状態で、かつ患者の状態を正確に把握
して病院に引き渡すか』ここに全てが絞られる。その目
的達成が最大限に高まるよう、あらゆるものを効率化さ
せている」医療関係で働く知人がそのあとに言ったセリ
フにも納得です。
こういった驚きや感動(想定や期待を超える)レベルの
事柄に出会うと、そこには学ぶべき点が必ずあります。
例えばまちおこしにこれを応用させるとしたら何でしょ
う。一言では難しいですが、例えば接客。
●「えっ、そこまでやってくれるの?」という接客・お
もてなしを行なう
⇒繁華街で見かけるホストクラブ。何故、女性たちは何
十万、時として何百万円ものお金をホストに払うので
しょうか。理由のひとつには「えっ!私のためにそこ
までしてくれるの!」という気恥ずかしさを通りこし
たサプライズや感動接客・おもてなしがあります。ま
ちおこしにホストクラブほどの接客はそぐわないとし
ても参考になる点はたくさんあります。
感動は「想定していたレベルや、期待を大きく上回るこ
と」でおこります。映画を見ていて「絶対に泣かないも
んね」と思ってても、そういった気持ち(想定)を超え
るシーンになると、どうやったって「ジ〜ン」と涙が出
てしまうのはこの典型です。感動を与える事ができたな
らば、その後のクチコミやリピート率に格段の差が生じ
ます。
今回の救急車騒動では、手際のよさや無駄のなさにおい
て、驚愕・感動レベルの出来事がたくさんありました。
救急車の中でそんなことを考えていたのも妙な話ですが
ある目的において、その達成のための要素を徹底的に磨
き上げると、感動レベルになるのは間違いなさそうです。
(小林 祐司)
★救急隊の動きには感心・感動の連続でしたが、病院到
着後の病院サービスには膨大な課題があると感じました。
まぁその分、改善すればすぐ良くなるって事かな(-.-)。
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○執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ)
船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワー
ドに業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコン
サルティングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走して
いる。モットーは「コンサルタントは、業績上げてナン
ボ!」
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■ 地域再生行脚100 −No.79−
〜1万円札飛び交う山菜加工品販売所〜【奥飛騨】
先週になりますが、飛騨の奥地で山菜加工品の販売所
を訪ねました。「お盆の大売り出し」というイベント
でしたが、奥飛騨の家々、軒下に連なる美しい朝顔は、
心落ち着く日本の「品」を感じることが出来ました。
奥吉野
奥会津
奥飛騨
奥多摩
ただの「吉野」だたの「会津」ただの「飛騨」ただの
「多摩」とは違う場所。明確な定義はないと思います
が、なんだか不思議な奥ゆかしさがあります。
さて、今日のイベント。試食コーナーも用意し、私は、
箱詰めや試食販売も手伝ったのですが、ここで本音を
いいます。そんなたいした商品ではないのです。その
辺に売っていそうな物です。表示もありますが、実際
に中国産の山菜も販売しています。
しかし、このお盆の時期に親戚が集まるのです。地域
の人、旧村の人たちが毎年のこのイベントに集まりま
す。「○割引」以外に何の特典もないのですが、地元
の人が愛する商品郡なのです。とことことオバチャン
たちが歩いてくる。満開のコスモスに鶏の鳴き声が
聞こえる先から人が来ました。販売所の商品をじっく
利と見ていると突然、
「これ(1瓶200円ほど)が5瓶入ってる箱を10個
ください」
1万円札が飛ぶのです。これは変な客だなぁと思って
いれば、すぐ15分もしたのち「ねぇねぇいくつ買え
るの?」と笑顔可愛い近所のおばあちゃん。「いくつ
でも!!」「じゃぁ25瓶頂戴!」とまたまた一万円
札が飛び交いました。
筆者の中では、瓶や缶で詰められた「ふつう」の山菜
加工商品である。それを「ふつう」のおばあちゃんが、
25瓶も買うのです。これを、こんなに買ってどうする
か・・・。
と単純です。田舎の商品を、このお盆に来ている娘
や孫に買って名古屋にもって返って欲しい。ただそれ
だけなのです。商品数は30もないし、アイテム数は100
もない。それでも、地元のばあちゃんたちが買ってい
くのです。売り場面積は6畳もあるかないかのテント
の中です。4〜5人の販売員で、今日一日で約100万円
の売上げがあったのです。
「去年を越えました!!」
嬉しいものです。販売側の笑顔、買う側の笑顔、どちら
も地元の商品への誇りがあってこそ生まれるものです。
今日の学びといえるのは、まちおこし、むらづくり、に
おいての商品づくりで大切にしなければならないことは、
1)地元の人に愛される商品である
2)地元から外に出た人(孫、娘、息子)に贈りたい商
品である
3)都会でその商品を味わえば、郷愁の想いを起こして
くれる
どうでしょうか。どこにでもあるような山菜をキチっと
加工し、独自の味付けをし、自分たちの地域の人に愛さ
れる。地域に根ざした食べ方も紹介して、都会へのお土
産にと。奥飛騨の風景と販売所、なかなかいい気持ちに
なれた夏の1シーンでした。
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○執筆者紹介 古川 大輔(ふるかわ だいすけ)
経歴は農学部卒、同大学院卒で船井総研入社。昨年度か
ら大学院時代の専門を活かしながら、地域創造・活性化
チームを創設。現在「名もなき市町村のブランド化戦略」
に挑戦しており、常に「持続可能」と「利潤追求」の2
つのテーマを追求している。特に、林業・山村の活性化
と国内の材木需要の掘り起こしに全国を奔走している。
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