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       事務局:TEL 03-6212-2930 小林 祐司
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        今週のコンテンツ

■ 今週のまちおこし─『 活性化の秘訣 』

■ 地域再生行脚100 −No.78−
     〜 環境が顧客を変える 〜 【 松本市 】
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ 
 
 ■ 活性化の秘訣

 こんにちは、小林です。お盆真っ最中となりました。
観光客を招きいれるまちとしては、「忙しさここに極まれ
り」の状態だと思いますが、そんな中でもやはり目標は設
定しておきたいもの。「この夏は昨年対比を超えるお客様
を集める」、「固定客化のための仕組みを構築する」など
目標があることで日々現場の担当者やまちおこしの質が向
上します。今日はその目標設定について上手な事例をご紹
介します。

 ある観光集客施設では、事務所内にレストラン部門、フ
ロント部門といった各部門の目標を大きく掲示し、一ヶ月
間の目標として取り組んだところ様々なメリットとともに
目標達成の確率が伸びることが判明しました。

ポイントを書きますと(実はポイントは非常にたくさんあ
りますが、ここでは簡潔にかかせていただきます)

●難易度の高い目標ではなくシンプルな目標に
 「達成できなかった・・」という想いよりも、「よし!
今月の目標はクリアした!」という達成感が積み重なるほ
うが、後々のメリットは大きいのです。ここの目標は「お
客さまのビールジョッキをお下げする際には必ず『ビール
もう一杯いかかですか?』と一声かける」、「お客さまと
目が会ったら必ず笑顔であいさつする」といったシンプル
なものばかりです。目標経験の浅い担当者にとってはこう
いった工夫が特に重要といえます。

●毎日見る場所に掲示する
 目標を書いた用紙はスタッフの誰もが見れる場所に高々
と掲げられます。これも意外と重要です。毎日何かにつけ
て目で確認することで、目標は全員が周知の事実となり、
かつ本人たちにとっては「走っているときに目の前にある
ハードル」と同じで無意識に飛び越えたくなる存在になる
のです。それも軽くピョンと飛び越えるぐらいでクリアで
きるものです。 

 こういった些細なことでも目標を達成するという前向き
な体験を積み重ねることで、まちや店、スタッフは活発に
なっていきます。私どもが経営コンサルタントとして、ま
ちや企業をご支援するときもこの「小さな成功体験」をと
ても大事にします。理由は「小さな成功の積み重ねが、大
きな成功につながる」という成功の大法則がそうだからで
す。決してたいそうな仕組みがあるでもない事例ですが、
実はこういうものにこそ、まちおこしやそれに携わる人々
を活性化する大きな大きな秘訣がかくされているのです。
(小林 祐司)

★「週の始まりである月曜日は、朝早く出社するぞ!」
との目標を掲げました。そしたらニュースに出た送電線
切断事故で電車がストップ。早々にいきなり大遅刻する
羽目に・・・(++)。

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○執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ) 

 船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワー
ドに業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコン
サルティングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走して
いる。モットーは「コンサルタントは、業績上げてナン
ボ!」
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇

■ 地域再生行脚100 −No.78−
     〜 環境が顧客を変える 〜 【 松本市 】

こんにちは、今週は杤尾がまちおこし行脚情報をお伝え
します。今回お伝えしたいまちおこしの秘訣は「環境が
顧客を変える」と題して、松本市のクラフトフェアの様
子をお伝えします。

■ 荒れる様子に心を悩ます町

現在、お手伝いしているまちのいくつかに、観光業にお
いて大変成功しているまちがあります。

その数、実に数百万人。しかし今この地域は岐路に立っ
ているといいます。その理由は「まちが荒れてしまう」
ことにあります。

観光客がくる、しかしそれが増えれば増えるほど、観光
客によってゴミが増える、町が荒れ、人の心はすさんで
いきます。

そこで注目されているのがクラフトフェアです。

■ 環境を変えたクラフトフェア

ではクラフトフェアのどこが良いのか。

それは観光客の質の良さに有ります。おしなべてマナー
がよく、そもそもゴミもでないと言います。

しかし、実はそこに仕掛けがありました。クラフトフェ
アが他と異なる点は、運営主体の多くがNPOや任意団
体であり、組織としての体力がないことです。

ですから、いくら規模が拡大しても、出来る限り業務は
軽くしようとします。そうするとどうなるか。そうです。
参加する店舗や観光客が運営に参加しなくてはならなく
なるのです。

例えば、ゴミ箱を置くとゴミを収集する業務が増加する
ため、松本クラフトフェアでは、ゴミ袋をわたし、ゴミ
を持ち帰りとしました。それによってゴミ自体の量が激
減しました。

さらに、出店者もとまる場所から出店のやりかたまで全
て自分で行わなければならないため、自ずとそれぞれの
店舗に個性が出始めました。

この結果、現在松本クラフトフェアでは、出店数200、
約11万人の観光客が訪れていますが、運営母体である
NPOの規模はほぼ変わっていません。

■ 仕組みづくりが重要

観光客が増加し、町を荒らし、人が荒れる。それは一つの
事実かもしれませんが、またそれらが仕組みによって形作
られるのもまた一つの事実です。

N.Y.のジュリアーニ市長が唱えた「割れ窓理論」。割
れている窓があれば、歩く人も窓は割ってもいいものだと
思ってしまう。ゴミが捨てられていれば、人はそこに捨て
ても大丈夫だとおもってしまう。

行政や運営母体に頼りすぎる仕組みがあれば、頼っていい
ものだと思ってしまう。

お客さまもまた参加者。そう思ってもらえるような仕組み
にすることもまた一つの、まちを蘇らせる手立てかもしれ
ません。
 
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○執筆者紹介 杤尾 圭亮(とちお けいすけ)

 船井総研入社後、地域ブランド創造チームの創設する。
これまでに、多くの地域を行脚し、地域活性化の核をさが
し続け、多くの地域の活性化に携わっている。
現在は、特にPFIのアドバイザリー業務によって、地元
の、地元による、地元のための公共事業として、地域完結
型のPFIを提唱し、コンサルティング業務として進めて
いる。

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