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  第197号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2930 小林 祐司
       E-mail:info@machiokoshi.net
────────────────── 1,899部発行───

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        今週のコンテンツ

■ 今週のまちおこし─『 今年こそ 』

■ 地域再生行脚100 −No.47−
 〜カスタマーからサポーター〜 峩々(がが)温泉

◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ 
  
 ■ 今年こそ

 こんにちは、小林です。新年がスタートし、まちおこ
しを進める皆さんは、この新年早々に何を考えていらっ
しゃるでしょうか。昨年から暖めてきた構想をスタート
させようという方。あるいはもっと前から構想はあるの
だけど、自信が持ちきれないことや忙しさに押されて、
今年もまだスタートできるかどうか分らない方。他にも
様々な方がいると思いますが、特に今年も構想に取り掛
かれるかどうかわからないという方に対して、先日のあ
る経営者から印象的なお言葉をうかがったので、ここに
記載しておきます。

「30代までの私は、周囲から何を言われても時間が最
も貴重な資源であるという気持ちにはなれなかった。な
ぜなら、結構自由になる時間があったから。でも今は違
う。時間がもっとも大切な資源だ。時間を無駄にするこ
とを避けたいものだが、最も無駄な時間の使い方ってど
んなものだろうか?遊ぶこと?遠回りすること?さぼる
こと?すべてノーだと思う。逡巡やためらいで始動が遅
れることこそ最もムダな時間ではなかろうか。日本では
『下手な考え休むに似たり』ということわざがあるが、
考えるふりをして実は決断を先延ばししているだけの時
がある。ベストな決断をしようと思うと時間を失う。」
 こうおっしゃりながら「軽率を恐れてはいけない」と
まとめられていました。構想実現の一歩を踏み出すには
時に軽率とも見える行動に出るべきだと考えてもよいで
しょう。

 おそまつながら、私などは次のように考えています。
●人より100倍失敗した人が、結局は成功している
●打率3割8分の天才バッターだって、10回に6回以
 上アウトになる
●偉大な発明のほとんどは、単なる成功モデルの模倣か
 ら始まった

 ある意味、ヒラキ直りが重要ということです。そうす
れば、小さくても確実な一歩をリラックスして踏み出せ
るというもの。小説家の筆が進まないときの特効薬は、
「とにかく書き始める」こと。書けばアイデアが生まれ
さらにペンが進むというのです。

 自分の経験でも正に「下手な考え休むに似たり」です。
あれこれ考えても何も進まないことが多いですし、これ
は体験済みの方もたくさんいるのではないでしょうか。

 今年が皆さんにとって実りあるものになるために、あ
る意味ヒラキ直って気楽に進んでみましょう。躊躇する
時間を排除し、今年はこれまでの構想がきっと実現する。
そんな年にしようではありませんか。(小林 祐司)
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○執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ) 

 船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワー
ドに業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコン
サルティングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走して
いる。「農」を通したまちおこしの研究も進めている。

★昨年当初の目標を見直してみました。実現したのはほ
んの一部。「ならば今年もたくさん目標たてちまえ」と
いうことにしました。ある意味これも開き直り。(> <) 
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
      
■ 地域再生行脚100 −No.47−
   〜カスタマーからサポーターへ〜 峩々(がが)温泉

本日は、新しいまちおこしの原動力獲得方法を、宮城の
峩々温泉からお伝えします。

「まちおこしってどうやれば、成功するんですか?」

まちおこしをお手伝いする場合、必ずといっていいほど
まちの首長や、リーダーからよくでる質問はこの一言に
集約されます。そういった場合、私はいつも以下のよう
に答えます。

「まちおこしの力は人の力から生まれます。人の力はま
ちに思いをはせる人から生まれます。だから、まちに思
いを馳せる人を増やせば、まちおこしはうまくいくんで
す。」

そこで、皆さんどう考えるのか。たいていは、、、、、、

「じゃあ、住民を増やそう!!」
「まちおこし委員会にたくさんの人をよぼう!!」

となります。でもそれじゃあ、ダメなんです。。

■サポーター作りを!!!

大事な事は、まちに住む人=住民を増やすことではなく
まちに思いを馳せる人=同志=サポーターを増やすこと
です。以前、紹介した泰阜村の「ふるさと思いやり基金」
もまさに、村外からの同志(この場合は基金)を募った
アイデア事例です。

住民を増やすことも確かに大事です。しかし、多くの場
合それは多大なコストが要請されます。住宅、職業、コ
ミュニティとの融和 etc etc。

簡単に言えば、住民誘致は、ホップ、ステップ、ジャン
プという三段跳びの最終段階。まずは、ホップでその地
域が大好きなサポーターを作ることが大切なのです。

■峩々温泉の試み カスタマーをサポーターに

峩々温泉では、この試みが見事に実を結びつつあります。

弊社のまちおこし権威、佐藤芳直が述べるように、これ
からは地域を訪れるカスタマーをサポーターにする試み
から始めなければなりません。

例えば峩々温泉ではスタッフと揃いのトレーナー、ニッ
トキャップなどの、”仲間グッズ”が揃えられています。
それらのグッズをかったカスタマーはいずれリピーター
として峩々温泉を複数回訪れる峩々温泉ファンとなり、
そして最終的には、峩々温泉を応援するサポーターへと
深化するのです。

しかし、それ以上にすごいのは、まずはそれらのグッズ
を「買いたいッ!!」、「仲間になりたいッ!!」
と思わせるスタッフがいること。

彼らは、カスタマーであるお客さまに敬意をながら
接しつつも、徐々にカスタマーをサポーターに変え
ていってしまいます。

その極意は、お客さまとして扱いながらも、どんな願い
にも親身に対応し、徐々にその敷居を下げてもらうこと。

この技術の裏には、徹底した従業員研修。そして、その
社長の意思を明確に伝える教育方法があります。

これからの時代は、まさに地域の力に外部のサポーター
の力をつけて勝負する時代。地域内でさえ、色々な不協
和音が聞こえるのだから、外部からの応援のちから、は
不可欠です。

あなたの地域では、どの程度サポーターがいるのか、もう
一度見直すところからスタートすれば、この一年間がもっ
と有意義なものに変わるかも知れません。(杤尾圭亮)
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○執筆者紹介 杤尾 圭亮(とちお けいすけ)

 船井総研入社後、地域ブランド創造チームの創設する。
これまでに、多くの地域を行脚し、地域活性化の核をさが
し続け、多くの地域の活性化に携わっている。
現在は、特にPFIのアドバイザリー業務によって、地元
の、地元による、地元のための公共事業として、地域完結
型のPFIを提唱し、コンサルティング業務として進めて
いる。
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