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│週││刊││ま││ち││お││こ││し│
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第165号 発 行:株式会社船井総合研究所
事務局:TEL 03-6212-2932 小林 祐司
E-mail:info@machiokoshi.net
──────────────────── 1,916部発行───
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<<<今週のコンテンツ>>>
■今週のまちおこし── 『 イベントの後 』
■通算150号達成記念!新連載「地域再生行脚100」
−No.16 〜見せるべき先進農山村の姿〜
『和束町』
■船井総研からのお知らせ
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■ イベントの後
こんにちは、小林です。事務所が東京駅近辺に引っ越したこ
とで、駅構内で全国の地域イベントを見かけることが増えまし
た。多くの人が行き交う東京駅だけに、会場は盛況感にあふれ
ているのですが、見ていて気になることもあります。観光地な
ら地域の名所や旅館のパンフレットが並べられるのは当然です
が、それ以外にはあまり営業ツールなどは見られず、単に地域
の紹介に終始している感があるのです。「観光客が訪れた後の
施策はどこまで考えられているんだろう?」というのが場内を
歩いた時の感想です。
一般に観光入込み客数を伸ばしていくには、1.新規客の呼
び込み ⇒ 2.呼込みによる経済効果の最大化 ⇒ 3.観
光客のリピーター化という考え方が必要になります。まちおこ
しでは「起爆剤」としての位置づけであるイベントや催事は、
確かに重要なのは言うまでもありませんが、これらはまちおこ
しの一連の流れにおける最初の部分にしか過ぎず、実はその後
の部分をキッチリと練っておかないと、効果は一時的なものに
なりかねません。また同じ内容のイベントを行わねばいけない
といったことの繰り返しになる恐れもあります。
そう考えるとイベントで興味を持ってくれたお客さまが実際
に現地を訪れた際、ただ訪れてもらうだけでなく、特産品やお
土産をしっかりと購入してもらい、最後に「また来ようね」と
言ってもらうことが重要になるわけですが、実際にはどのよう
な視点が必要なのでしょうか。
以下に最も基本的な考え方あげてみますと、
●新規客の呼び込み
⇒独自固有の要素を持つ:どんなに小さくてもよいので、「日
本一」や「日本初」の要素を創りあげる。こうすることで、ア
ピールが容易になるとともにクチコミも発生する。
●訪れた方による経済効果の最大化
⇒既存観光資源の価値を最大限に訴求する:まちの長所と言え
るものをピックアップし、長所足りえる理由を徹底的に抽出・
追求することで、観光客に「ちょっと高いけど記念に買って帰
ろう」といった気持ちを抱いてもらう
●リピーター化
⇒関係を保つ:(例)新規に訪れた方に対して、まちの瓦版や
お便りを定期的に発送し、観光後もまちの事を定期的に思い出
してもらう。これにより再訪問してもらえる可能性が高まる。
まちおこしも最大限の効果をあげるには、ある行動は長い戦
略の中の一部分である、という経営的な視点が必ず必要であり、
上に挙げた一連の流れを意識するのとしないのでは、結果はお
のずと違ったものになることはご理解いただけると思います。
こういった点を考慮しながら、もう一度戦略的にまちおこしを
見つめ直してみると、ひょっとしたら今考えていた施策の前後
にやらねばならないことが出てくるかもしれません。
(小林 祐司)
ひとこと:北海道のまちおこし業務が始まります。前回契約時
は3mの積雪だったけど、今度はあったかいはず…q(^^)
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○執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ)
船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワードに
業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコンサルティ
ングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走している。現在は
「農」を通したまちおこしの研究も進めている。
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■ 地域再生行脚100 −No.16
〜見せるべき先進農山村の姿〜『和束町』
こんにちは。古川です。行脚16は、5月24日に開かれま
したJIフォーラムでのお話です。このフォーラムの内容は、
HPから引用しますと「全国各地の変革者や研究者、政治家な
どの多様なスピーカーを招き、それぞれが持つイニシアティブ
(=「本気」の力)を結び日本を変える力を育む場として、毎
月様々なテーマで企画しています。一人でも多くの方が、この
フォーラムを活用し、世の中を変えていく議論と情報交換の場
となることを期待します。」というものです。
名もなき素人の人物がこういったオピニオンリーダーに出会え
るというのは至極素晴らしくありがたい機会と思います。
今回の参加者(銀座ソニービルにて)
★ コーディネーター :塚原政彦 (常磐大学院助教授)
★ パネリスト :谷口尚 (岐阜県白川村長)
中島三夫 (京都府美山町長)
長正増夫 (福島県飯館村助役)
堀忠雄 (京都府和束町長)
望月照彦 (多摩大学教授)
さて、最近ふと農村地域のフォーラムにひとつの疑問を持つよ
うになっています。
それは、どうも「田舎のよさを強調」するあまりに、やや偏っ
ている印象が否めないということです。確かに「規模の経済」
「拝金主義」「東京一極集中」は批判の対象でありましょうが
揶揄の対象とはなりえないとは思います。
また、確かに「自然は素晴らしい」「持続可能な生活」「人的
暖かさ」「農のよさ」「山村文化」のよさなどはよくわかりま
す。しかし、それでも多く日本人が都市を好んで暮らす理由に
目を向ける必要もあると思うのです。
もちろんフォーラム全体がそのような雰囲気であったわけでは
ありませんが、そのような空気がやや感じられる一幕もありま
した。一般に
東京:(カネあり 自然なし)
田舎:(カネなし 自然あり) ですが、
(東京・田舎)×(カネありなし)×(自然ありなし)
2×2×2 =8
要するにすべての事象をしっかりと考えて、事象すべての現象
があることをしり、そして、それに対して、嘘つかずに負の部
分もしっかりと説明しえているかどうかということが大切だと
思えるのです。その点、私は正直にを話してくれた今回の町長
たちの話に多くの共感を得ました。
●負の部分を伝える
『Iターンも増えています。してくれてもいいが「職」がないと
やはり苦しいですよ。土地は提供できますが、ローン可能なの
か現金があるのか。そういうのが大事です。農林業だけでは残
念ながら今は食べられません。なんとか専業でも食えるよう支
援できるように、こちらもがんばっています。』と農村の負の
部分も伝えてくれました。
●若い女性にうけないとダメ!
そして、私がもっとも親近感が沸いた町長は束町長でした。理
由は、都市的要素を町づくりに取り入れているという姿勢です。
和束町はお茶の町でして、お茶の文化、景観が素晴らしいとこ
ろです。フランスにお茶を輸出するなど和束茶のブランド化に
いっそうの拍車がかかっている時期です。また、フランス料理
と「和束町の茶(宇治茶の半分を生産)」の融合したコース料
理が味わえるレストランでできたそうです。京都駅近くのホテ
ルにあるから是非足を運んでほしいと営業もされていました。
そして、最後に「若い女性にうけない町村は、廃れますから!」
といい、女子大学との交流(農村体験)や、都会的センスを導
入しているのです。
農村の自然的よさの訴求のみで「住みたい!」「行きたい!」と
いうのでなく「イヤなところもあり」しかし、「夢があり」「セ
ンスがあるよ!」というのも、農村にいってみよう、暮らしてみ
ようと思うための大切な要素となるのでしょう。
極度の過疎状態で、何をしたらいいかわからない市町村から、白
川、美山、飯館、和束は次元が確かに違うようにも思えました。
もう田舎の景観や文化のよさを伝えるだけのフェーズから、新た
な戦略、展望を見せる時になっているように思います。
(古川大輔)
JIフォーラム紹介サイト
⇒ http://www.kosonippon.org/forum/new.html
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○執筆者紹介 古川 大輔(ふるかわ だいすけ)
経歴は農学部卒、同大学院卒で船井総研入社。今年度から大学
院時代の専門を活かしながら、地域ブランド創造チームを創設。
現在「名もなき市町村のブランド化戦略」に挑戦しており、常
に「持続可能」と「利潤追求」の2つのテーマを追求している。
特に、林業・山村の活性化と、国内の材木需要の掘り起こしに
全国を奔走している。
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自慢話・紹介話以外の話も含めて、色々とお聞かせください。
・お問い合わせはお気軽に ⇒ TEL:03-6212-2932
⇒ e-mail:info@machiokoshi.net
まちおこし編集長(小林)までどうぞ。
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