さて、突然ですが「鉄腕アトム」と言えば誰でもご存知のこ
とと思います。最近通勤の途中で毎朝、この「鉄腕アトム」の
主題歌を耳にします。山手線の「高田馬場(たかだのばば)」
という駅が、電車の発車ベルとして、この主題歌をメロディと
して流しているからです。
最初は何でアトムのメロディが流れているのかな?と思いま
したが、あまり気には止めていませんでした。
ところがある日のニュースで理由がわかりました。鉄腕アトム
の漫画が始まったのは随分昔ですが、漫画の設定ではアトムが
生まれたのは、2003年4月7日、場所は高田馬場というこ
とらしいのです。駅ではそれにちなんで今年2003年の4月
からアトムのメロディを流していたのです。
ニュースを聞いてからというもの、駅のメロディが聞こえて
くると、「おっ。いま高田馬場か。」と即座に思うようになり
ました。一般の人の認知度も高く、メロディ採用から半年たっ
た今でも電車がそこで停車する度に、アトムの生まれた年と場
所を話題にする乗客が結構いるそうです。
この現象で興味深い事は、珍しくもない鉄腕アトムと主題歌
のメロディが、ある日を境に妙に意識されるようになり、高田
馬場という場所までが即座に連想されるようになったことです。
普段の生活の中でも言えることですが、毎日顔を合わせている
人の意外な一面を知ったとき、「へぇ〜、あの人がね〜。」と
感じるとともに、その後は妙にその人を意識してしまうことっ
てあると思います。
今回の話だと、鉄腕アトムという誰もが知っているキャラク
ターが、2003年4月生まれで、実は都民にはとても身近な
高田馬場出身だったという、意外な事実を知ったために、その
事が強く印象付けられてしまった、という事になると思います。
身近+意外性という組み合わせがポイントなのです。身近なだ
けでは何も驚きませんし、意外さだけでもすぐに忘れられてし
まうでしょう。
もし、まちのPR戦略でよいアイデアがないかとお考えでし
たら、「身近なことで、かつ意外な話」を考えてみてはいかが
でしょうか。
みなさんのまちが「へぇ〜、あのまちがね〜。」と、強く印象
付けられることになるかも知れません。(小林)
◆鉄腕アトム公式サイト「astroboy.jp」
⇒ http://astroboy.jp/
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