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 以前第37号で、「シーズン変動について考える(1)」 
という記事を書きました。 

 四季折々の変化がはっきりしている日本では、特定のシー 
ズンに集客や販売が集中し、オフシーズンには閑古鳥が鳴い 
ている地域がたくさんあります。 

 そこでどうにかしてオフシーズン対策を実施し、入込みや 
販売の平準化を図ろう、ということになります。しかしこの 
取組みは、なかなかうまく行かないことが多いのです。 

 船井総研では「長所伸展法」と言って、強みや伸びている 
ものをさらに伸ばす方策を重視します。それはお客様の支持 
が集っている部分であり、内部的なモチベーションも上がり 
やすい部分だからです。長所を伸ばす方策は、結果として最 
も成果が上がりやすいのです。 

 逆に多くの場合、「短所是正や欠点の改善」は苦しい割に 
は成果があがりません。誰も好きこのんで短所や欠点を持っ 
ているわけではなく、オフシーズンも望んでそうなっている 
わけではありません。もともと短所や欠点があるのはそれな 
りの理由があるわけで、そこに無理に逆らおうとしても並大 
抵の努力では覆すことは難しいのです。 

 長所伸展法という考え方では、長所であるオンシーズンを 
重視します。 

例えば海水浴など夏季に入込みが集中する観光地があったと 
します。この地域では、まず夏のピークをもっと高めるため 
に経営資源(資金や人的労力など)を集中するのです。もと 
もと夏に魅力があるのですから、ここに集中すると比較的楽 
に成果が生むことができます。広告宣伝で言えば、同じ費用 
で高い集客レスポンスが得られるということです。 

 そうしてピークの集客を今までにない異常値レベルにまで 
高め、またピーク期間をなるべく前後に延長していくように 
すれば、そしてそこで集めたお客様に最大限の満足を提供す 
るように頑張れば、魅力がわかりにくいオフシーズンをどう 
にかしようとするのに比べて、はるかに楽に、スピーディに、 
成果を得ることができます。 

また、オンシーズンにたくさんの人に地域の魅力を理解して 
もらえれば、それがオフシーズンにも波及してくるのです。 

 全国的な人気を誇る観光地ですら季節変動には悩んでいる 
のですから、まだまだこれからまちおこし!という地域なら 
ばなおのこと、まずは「旬」の魅力を高めることに全力投球 
すべきでしょう。(望月)
         

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