先々週猛威をふるった台風15号の間隙をぬって九州出張に行き、以前この
メルマガでご紹介した熊本県の黒川温泉と宮崎県の綾町に立ち寄ってきました。
今回は代表的なまちおこしの
成功事例、宮崎県綾町の生情報をお届けしたいと思います。
綾町には、世界一の高さを誇る歩道吊り橋「照葉(てるは)大吊り橋」、住民
が農薬を使わない自然農法で栽培した野菜と手づくりの加工食品などを持ち寄っ
て販売する「手づくりほんものセンター」がありますが、どちらのスポットに
も共通する要素があります。それは綾町に昔からある「自然」です。
照葉(てるは)大吊り橋は、綾町がかつて開発の波から守り抜いた国内最大級
の照葉樹林帯が見渡せ、大自然の神々しさを全身で感じることが出来ます。
また、手づくりほんものセンターでは、自然のもの、手作りのものにこだわっ
て販売しています。センターにキャベツを売りに来ていた生産者のおばちゃん
は「自然生態系農法でつくられた野菜は、土が本来持っている様々な栄養を取
り込み、自然のままのおいしさを味わうことができるのよ。」と楽しそうに語っ
てくれました。
綾に住む人々が長い年月をかけて守ってきたもの、創り上げてきたものを目
の当たりにし、ただ単純にすごいと感じたことはもちろんですが、まちのどこ
に行っても、「自然」という明確なコンセプトが感じられ、綾町は「自然の息
づくまち」であることを徹底的にアピールしていることが、伝わってきました。
まちおこしの資源が地域に根付いたものであれば、成功はより安定し、強固
なものになります。綾町は昔から存在した大自然を一貫してまちおこしに取り
入れ、徹底的にアピールすることで非常にうまくいっている典型的な例と言え
るでしょう。
訪問日は、空が見事に晴れ渡り、照葉樹林の葉々がまばゆいばかりに輝いて
いました。
綾町をあとにしてまだ数日しか経っていませんが、「ここを離れたくない」と
思わせるとても魅力的な町でした。
(小林祐司)
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